踊る髭の冒険

30歳を目前に仕事をやめて旅に出た髭の人が世界中放浪した果てに結局海外大学院留学せずに帰国→家族でベトナム ハノイ移住→その後ドイツで大学院卒業→現在はカンボジアでのらくら。

イタリア ローマ編①〜いきなりロストバゲッジ〜

2020年1月23日

 

深夜の便で僕ら(髭、妻、娘3歳、息子10ヶ月)はベトナムハノイから、イタリアのローマに向けて出発した。

 

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ハノイは、ベトナム社会主義共和国の首都であるものの直行でいける海外が地味に少ない。ローマもトランジットを挟まねばならず、コストと時間の兼ね合いで今回はAerofloat(ロシアの航空会社)を選択。

ハノイ→モスクワ(10時間)

モスクワ→ローマ(5時間)

という計15時間のナイスフライト。

 

みなさんも、飛行機のなかで小さなこどもが泣き叫ぶのに遭遇したことがあるかもしれない。

かくいう自分も「うるせーな、静かにさせろよ食べちゃうぞ」と思っていた頃もあった。しかしいざ自分が小さい子どもを2人連れて飛行機に乗るとなると、そこには戦をするくらいの計画と周到な準備が必要になるのがわかる。それを上回る変化球を投げてくるのがこどもなのだ。泣いているこどもを責めてもどうしようもない。泣き止むわけでもない。

 

さて、上記のナイスフライトには飛行時間以外にも心配点があった。

 

「トランジットが…たった1時間だと…ッ?!」

 

正規のウェブサイトでチケットを買ったもののあまりにも短い乗り継ぎ時間のため、ポチるのを躊躇した。

 

踊る髭こと自分はこれまでに人生で3回、飛行機に乗れなかった試しがある。

 

これは明らかにフラグたってる!と思いながらも流石に正規サイトでそんな激しい航空券は売らないでしょうと信じて結局それを購入した。

 

妻に「4回目のネタになったりして。笑」

と言っていたら

 

結果的に、身体はローマにいけたけど荷物はこなかった。

 

はい。ロスバゲ!(ロストバゲッジ)しました( ^ω^ )

 

 

 

深夜発のハノイ便はなんとかこども2人とも静かに寝てくれて、下の子がぐずるのを交代で抱っこしながらあやすくらいでクリア。

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たどり着いた雪のモスクワ。

3歳になる娘は普段見ない雪を見て喜んでいたが、乗り継ぎ飛行機のための小さなバスを待っている間に凍えていた。

ここでも小さなトラブル。乗換のためのパスポートチェックを終え、なんとか間に合いそうと思ったところで荷物検査のお兄さんが「チケットがスキャンできない」と頑なに通してくれない事態に。

 

そういえばベトナムで空港のカウンターでチケット発券したとき、機会トラブってたなあ。ベトナム航空の(モスクワへのフライトはベトナム航空の運航だった)お姉さん、バシバシ機械叩いてたもんなあ‥。バーコードかすんどるがな。

 

流石ベトナム。でもこのくらいで怒ってたらほんとベトナムでは生活できない。

 

ブーブー文句を言ったが通じないので諦めて長い列の後ろにあるチケットカウンターへ。無事発券され、もう一度列にならび、なんとか滑り込みで飛行機へ。

 

乗れた‥ワイは乗れたやで‥!

 

結論からいうと、アエロフロートはモスクワでの短時間の乗り継ぎが結構あるみたいですが、「まあ、なんとかなる(滑り込み)」という程度に乗り継げます。でもあかん時もありそう。

これから乗る方は注意が必要です。

ちなみに事前に「ほんまに乗り継ぎいけるか?!」と聞いておいたのですが、その時は「当たり前やん。わてらアエロフロートやさかいに」くらい自信満々で返事きてました。

 

そんでそっから5時間!

頑張ったうちの子たち!

ちょっとぐずったくらいでクリアした!

 

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アエロフロートは子どもに機内でおもちゃをくれるのだけど、これが機内だけでなくてこの旅の途中ほんとに役にたった。

 

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チョコやバターなんかのデザインもめちゃんこ可愛い。なかなかセンスの良いエアラインです。

 

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そしてようやくヨーロッパの空が見えてきたやでー!!

 

長旅の末、ローマに降り立ったぼくたち。

 

 

 

「…荷物、来なくね?」

 

そして、だがしかし、ロストバゲッジ。

待てど暮らせどこないスーツケースのせいで、空港の写真とかひとつもありません。

 

おむつ、離乳食、こどもの着替え…

年1回の長期休暇やで…

 

 

一家の運命やいかに。