インカ・トレイル〜マチュピチュまでの4日間

その名も『Inca trail』スペイン語で『Camino Inca』だ。このツアーでは2泊3日や3泊4日、色々な長さでペル政府が管理している国立公園の道をあるく。かつてインカ帝国が栄えていた頃には巡礼の道として使われていたというこの道は、実はペルーだけでなく南米全土に広がっていたりするそうだ。
日本人のツアー客にまだまだ有名でないのは、まず日本語のガイドでのツアーがあまり無い(ちゃんと調べていないが恐らく)ことと、まあ欧米人ほど日本人はトレッキング好きじゃないからだと思う。
そしてもう一つ。WebでInca trailを検索したり、クスコで旅行会社に行くとインカ・トレイルに行こう!ってツアーは沢山あるのだが、国立公園自体が1日500人の入場制限があるため、少なくとも2ヶ月前には予約をしないと人数がすぐいっぱいになり参加できない。
僕はスペインにいた頃(11月初旬)にインカ・トレイルの事を聞きすぐに予約した。だがこのツアー、旅行会社によって多少ばらつきはあるものの、なかなかに高額で3泊4日で600〜700米ドル程するのだ。キャンセルとかも馬鹿にならない費用がかかったりするので先の予約をたてにくい人には参加が難しいツアーだと思う。
僕の場合は何社か当たったが2ヶ月前でもすでに満員のツアーも多く、結局少し高めだったか
SAS Travel (www.sastravelperu.com) という会社のツアーを申し込んだ。
これかインカ・トレイルに行ってみたいと思う人の為に他の会社のリンクも貼っておく。
Enigma (www.enigmaperu.com)
Llama Path (www.llamapath.com)
あとこっちにも↓まとまってます。
さて、3泊4日で700ドル越えというパンチの効いた値段のこのツアー。結論、行ってみてどうだったかというと
『半端なく気持ちよかったし、絶対お勧め。もうマジ皆すぐいってくれ。』
というのが正直な感想だ。
僕にとっては何日もトレッキングするのも初めての経験だったので、そのせいもあるかもしれない。だが3泊4日歩いた果てにマチュピチュに辿りついた時の感動、そして道の途中で出会う壮大なアンデスの大自然は、間違いなく人生を揺さぶる大きな経験になったと思う。
前置きが長くなったので、次の回からマチュピチュまでの4日間を書いていこうと思う。
実は今回の世界放浪の旅はこのインカ・トレイルが最後の冒険で、僕は友人の結婚式に出席するため日本に帰り、いま日本でこれを書いている。
まだまだ行きたい場所はあるけれど、行ったことない場所があるってことが単純に素敵なことだって気づくことができたので、実りのある10ヶ月だった。
それではインカ・トレイル編!
楽しんでください!