踊る髭の冒険

30歳を目前に仕事をやめて旅に出た髭の人が世界中放浪した果てに結局海外大学院留学せずに帰国→家族でベトナム ハノイ移住→その後ドイツで大学院卒業→現在はカンボジアでのらくら。

インカ・トレイル③感動のインカの遺跡群

1月25日

この日「チーム・セクシー・プーマズ」は数多くのインカの遺跡に出会うことになった。
マチュピチュ以外の小さな遺跡に巡り合えることもこのインカ・トレイルの魅力のひとつだと思う。
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ひとつひとつの遺跡でガイドのホセが立ち止まって歴史を話してくれる。それぞれの遺跡がどう使われていたかとか、そういうこのははっきりとわかっていないことが多いようだがその建造物の精緻さには本当に驚かされる。

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この遺跡は宗教的な(正確には宗教という概念が生まれる前の話なのだけど)儀式に使われていたらしく、黒いリャマを生贄にしてインカの人々は様々な儀式を行っていたらしい。

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階段が綺麗に残っているところもあり、昔の人の生活を頭の中に思い描いたりできる。保存状態もいいのでほんとに楽しい。マチュピチュはまだだけどラピュタ気分!

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天空の城、っていうか山に埋もれ隠された古代遺跡感が半端ない。初めてここを見つけた人の気持ちを思うと、ワクワク死にしたんじゃないかと思う。

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昼食をとり、世界各国の旅人たちと一緒に山道をひたすら歩く。僕たちのグループは4人+ガイドのホセで5人だが、他のグループは15人くらいのグループもあって、少人数で僕らのチームはラッキーだったと思う。

この日の道はアップダウンが激しかったものの、2日目ほどのハードさは無かった。しかし、アメリカ人のパブロは完全に膝を痛めてしまい、かなりの遅れをとっていた。

「まるで拷問だぜ…もう2度と山なんかくるもんか」となんども黒人なまりの英語で明るく言い放つ彼だが次第に言葉も少なくなり、ゆっくり進むのがやっとになっていた。

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マチュピチュに1番近いインカの遺跡に辿り着き記念に一枚。

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ここは、いま思い返しても実はマチュピチュと同じくらい見応えがあったんじゃないだろうかと思うんだけど、ここの階段状の構造は唸るくらい美しい。

なんでも遙か昔は農場として使われたと言われているそうだ。ほんと、その時代に見てみたかったよなー。

この辺りにはリャマがたくさんいて、ホセがむりやりそれを捕まえて「そら!いまだ!」とリャマとのセルフィーの写真を撮っていた。

そんな無理やり捕まえんでも!( ;´Д`)

と思うほど後ろからリャマを羽交い締めするホセ。いいのか!それは!


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そしてやっぱり最強に美味いバチスタさんの料理を食べて、翌日のマチュピチュに備えチーム・セクシープーマズは早めに就寝したのでした。

3時起床して、夜の道を行き、ついに明日はマチュピチュへ!!