踊る髭、ラオラオを飲む!!
4月7日。夕方。
5時ごろ持田さんにピックアップしてもらって、病院長のボラサック先生の個人クリニックを見学に。
他の国から先生がきても、ボラサック先生はいつも「上手い」といつも高評価を受けているそうで、口腔外科の専門家ながら歯の矯正なんかもしているらしい。

僕が訪ねたときにも矯正の患者さんが訪ねてきていたのだが、それはさておき。
「ラオラオを、もってきてやってくれないか」と持田さん。
ラオラオ(°_°)
ラオラオとはラオスの伝統的な酒で米で出来た酒なのだが、ボラサック先生のお気に入りはただのラオラオではない。
ちなみに診療中だが、関係はない。
僕らがラオラオ飲んでる間に患者さん来たけど「あら、飲んでるのね。ふふふ」くらいの感じでした。
「いやー、前に来たときはねー。カラスを一匹、じゃぶっ!って瓶の中につけてね。そしたらそれから一週間くらい動いてるらしいんですよ!その間に『いいもの』がたくさんでてくるらしくってね!」
…いいものって、なんだろう。
ボラサック先生は医院の待ち合い室にどんどんラオラオを運んで来た!

ダイナソー(すっぽんみたいだけどすっぽんじゃなくてダイナソーなんだとか)

カラス
すごい。これほんとすごい。
味もすごい。でも意外と僕はいけた。

虎の骨を漬けたやつ。
半年置いてたら骨もゴムみたいになってそのうち溶けてなくなるらしい。

バッファローの胃。

ハリネズミの胃(腸かも)
うおおおおおおー!
全部のんだぜ(°_°)!!
ラオラオ自体は40度を越える強い酒なんだが、味は日本でいうとマムシ酒みたいな感じ。
中でもハリネズミとカラスのラオラオはほんとやばかったなーー。とんじゃうよ!ほんと!味も匂いも格別だよ!
「ハリネズミやバッファローは、薬草をたくさん食べてるから、漬け込むと本当に健康にいいんだ!」とボラサック先生!
ありがとう先生!この上ないくらいラオスを感じれました!
その辺で若いにいちゃん達がつくってるラオラオはケミカルなものがいっぱい入っていてよくないらしい。
漢方的な思想がこの地域に根付いてるのね。たぶんね。
ボラサック先生はこういうのを「traditional medicine」と呼んでいて、色んな人から教わって作っているらしい。
ラオスで一流の歯医者さんが伝統医療を大切にしているのがとても嬉しくて僕は乾杯してイッキしまくった。
漬け込む材料を手に入れるのも簡単じゃないが先生が市場にいくとみんな譲ってくれるんだとか。人徳ですね。

途中、副村長さんが来て待合室で一緒にラオラオを楽しむ。
楽しい時間でした。

その後持田さんの車でホステルに連れて帰ってもらうも、へべれけで撃沈。
ラオラオに散りました。
結局ボラサック先生とはあまり歯の話はせず、「また飲もう」ってことでお別れしました。爆
なんとか次の日のバスのチケットをゲットしたので、明日はビエンチャンを離れてバンビエンに向かいます。
バンビエンには何があるんだろうね。
皆目見当もつかないや!