踊る髭の冒険

30歳を目前に仕事をやめて旅に出た髭の人が世界中放浪した果てに結局海外大学院留学せずに帰国→家族でベトナム ハノイ移住→その後ドイツで大学院卒業→現在はカンボジアでのらくら。

イタリア ナポリ編③ プロチダ島へ

2020年1月27日

 

早朝、朝一の便でプロチダ島に向かうため港へ。朝食は昨日の惣菜と一緒に買った生ハムやらチーズやらをバゲットにつめて父自作。

 

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港にはすぐにたどり着いたものの、プロチダ島行きのフェリーチケットがなかなか販売開始されず朝日を拝みながら待機。晴れてよかった。


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なぜチケットが販売されないのかわからないが、チケット売り場はすごい列になっていてみんな販売開始を待っている。妻が並んでくれていたのでぼくは娘の遊んでた。

 

「なんか、欠便になるかもしれないんだって」と妻。それならそれで行き先をかえたら良いけれど、カプリ島でも行く?

妻はプロチダ島に行きたいようで、どうしようかなーと悩んでいると、突然販売され始めた。

いったい、なんだったのか( ´Д`)


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フェリーに乗り込みいざプロチダ島へ!

グズる息子を抱っこしながら船内をお散歩。

窓からみえる火山が綺麗だー

 

 

ナポリから小一時間でいけるプロチダ島。

僕も前情報なしでいったしあんまり有名でもないらしいのだけど、行ってみてめちゃくちゃ良かった!

 

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着いた港は日陰になっていて閑散としていたけど、雨上がりに抜ける青空が気持ち良い。


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カラフルな可愛い街並みをぬけながら、ぐんぐん島の標高の高い方へ。この島も丘のようになっていて、何があるかもわからないけれどとりあえず旅人たちは上を目指す。


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街中に姿が映るところがあると、家族で鏡写真をとるようにしている。これなかなか楽しいんやよね。

 

この島はかなり勾配の強い坂が続くので、お年寄りには辛いかもしれない。いまが観光シーズンじゃないから市内バスが走ってないのかもしれないけど。

 

観光客も少なく、おとぎの国を一家だけで歩いているような気分になる。

 

 

丘の上から見渡すとほら!


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こりゃあ、なかなかの絶景〜!

たまたまこの時教会の鐘の音がひびいていて、鳥肌たった。イタリアきて良かった、と心から思った。


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まだもう少し登っていけるようだったので最後まで行ってみると、1番最後に小さな教会があった。

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そっと覗こうとすると神父さんらしき人に「閉まってるよ。ダメ」と追い返されたのだが家族連れなのをみてなぜか考えを変えたのか、「しゃーない。良いぞ」と中へ入れてくれた。

 

写真はないのだがかなり古い教会だった。

中にいた青年が英語で僕たちを案内してくれてここがかなり古くからプロチダ島の信仰の中心地で、イタリアの巡礼の道の拠点の1つにも数えられていると言うことがわかった。

もしかすると案内した後お金を取られるかもしれない?と思ったが、特にそんなこともなかった。

 

協会の裏側にあるテラスから見渡せる海を見せてくれた。これがまた美しくて記憶には強く残っているのだが、残念ながら写真には残っていない。


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「海鮮を食べたいんやー!」とGoogle先生にかたりのレストランを聞いてみていってみるも、シーズンオフのためか全て閉まっていて撃沈。。。。俺のシーフード欲をどないしてくれるんやー!

どこを歩いてもレストランは空いておらず、もうお昼時だと言うのにやはり人の数も少ない。

シーズンオフに観光地に来るのはムードをじっくり味わうのにはとても良いが、レストランが営業してなかったりバスが走らなかったりするので、大変な部分もある。

 

 

歩きに歩きまわり、結局最初についた船着場に戻ってきて「あー、俺のシーフード…」と嘆いていたら、なんと一件だけ船着場の近くのレストランの中で誰かが食事をしているのが見えた。

 

スタッフが食べているようだったので、あいてないのかなーと思っておそるおそる中を除いたのだが、ガタイの良いおじさんたちは手をとめて招き入れてくれた。

 

 

救われた。

おじさんにも、

この店の絶品シーフードにも!!!

 

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うおーー!

ここがお金の使い所やー!!と思いっきり注文する自分。英語まったく通じず。でもGoogle mapに店の料理の写真が載ってたのでそれをみながらオーダー。

 

どれもほんまに美味しい。

そしてデキャンタで出てきた、白ワインの合う事…。


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シーフードも去ることながら、こちらウサギのラビオリが忘れられない美味さでした。

まったくクセもなく、なんぼでも食べれる。


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同じように小さいこどもを連れている隣のテーブルの夫婦と話をして盛り上がった。プロチダ島に住む夫婦で旦那は船乗り。帰省中らしい。

「どこも開いてなかっただろ?この島はシーズンオフはこんな感じなんだ。でも美しくて、静かで良いところだよ。ところで、最高のレストランにたどり着いたね!!ここは間違いなくプロチダ島で、おすすめできるレストランのひとつさ!」

 

こういうちょっとした地元の人との触れ合いも楽しい。レストランからみえる青空と海も、最高のスパイス!


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上機嫌の僕は店のオーナーと写真を撮った。

腹出てるオーナーのガタイの良さが格好よかった。また来たいな。

 

予算を気にせずご飯を食べられるようになったのは、バックパッカーとは全然違うところ。

節約も楽しいけど、これはこれで最高やな。

 

 

 

 

ナポリに帰って、広場に大量に並べられている狼の像で遊ぶ。

プロチダ島のレストランで、すべてが満たされたので気分が良いー!

 

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娘は眠くて機嫌悪く、狼は撫でる程度。

 


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ナポリ最後の夜は、行きつけとなったピザ屋さんでやっぱりマルゲリータ

 

ここのピザ屋のニイちゃんたちは柄悪そうで屈強な感じなのだが、娘にはいつも優しくしてくれた。某人気漫画の海上レストランみたいな雰囲気だった。完全に思い出に残るピッツァリア。


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「美味しいピザを食べに行こう!」

 

ピザ発祥の地 ナポリは、思ってたのの何倍も良い街でした。

 

プロチダ島も、また行きたい場所。

そういう場所に巡り合えることがありがたい。