
「はい!じゃあ25000になりまーす。」
ラーメン一杯で25000(°_°)!!
日本語で言われるとちょっとドキッとしてしまう地球の裏側の日本、パラグアイはイグアス移住地。



農協にいくと日本のレトルト食品やふりかけなんかが売っている。
日常の買い物の風景でも、日本語と現地のグアラニー語、スペイン語が入り混じっていて不思議だ。

赤しそのふりかけーーー!
売ってるーー!これさえあれば米を炊けばなんでもいけるーー
ということで即購入。

「弁当」という存在にこんなに心を揺さぶられたの初めて。買いました。

番外編ですが農協だけあって、ジャングルを切り開くナタ的な物も売ってます。一緒に行った旅人。それは買わなくていい。ゼッタイ。
この日は原住民グアラニー族の村に行きたかったのだけど、宿の人に聞くとローカルバスで4〜5時間かかると言われて諦めました。遠い。そしてバスも1時間に一本とかでいつ来るかもわからん。

で、ペンション・ソノダ内で旅行会社を営むアキさんにお願いして移住資料館を開けてもらった。本当は水曜日しかあかないらしいんだけど、気が向いたら開けてくれるみたい。アキさん親切。

移住地の歴史は前回書いたのでもう書かないけど、アキさんはしっかり資料の説明してくれた。

こういうジャングルをジャガーに襲われながら切り開いていくワイルドさ。見習いたい。たぶんすぐ帰りたいっていうてしまう。

昔の日本語の教科書。

和太鼓。

そして、月刊 養豚会。


農耕器具なんかもたくさん展示されてるんだけど1番グッときたのはこのテープレコーダー。Wifiのない時代。電話も簡単にはかけられない時代。日本からの「声便り」を聞く唯一の手段だった…。
いまなんか地球の裏側でもWifiあったら無料で話せるもんなあ。

非常に為になる資料館を見学させてもらった後はマテ茶「テレレ」をご馳走になった。
アルゼンチンやパラグアイではいたるところでこの容器に金属のストローをさして何か飲んでいる人を見かけるけどあれはマテ茶なんだね。
「パラグアイ人はあまり野菜食べないから、ビタミンとかこっからとってると思うんだよねー。スーパーいくと色んな味のが売ってるよ。アルゼンチン人はスプライトとかと混ぜて飲んでる」
スプライトと混ぜたらもう全然ヘルシーじゃない。アルゼンチン人ビビるわ。

夜はまたうどん屋に行きしこたまうどん屋のお父さんを交えて飲んだ。
「俺なんか日本で相当悪いことしてこっち来たからなー、やっぱセクハラとかはあかんぞー!30歳越えたらー!」
と叫ぶうどん屋のおっちゃんと食後に乳首を隠して一枚。ご馳走様でした。
イグアス移住地は、朝方の空気とかもなんか日本の田舎みたいで、不思議と懐かしい感じのする土地だった。
この土地の若者たちはいま、日本の高校や大学にいったりする子が多いそうだ。
スペイン語も英語も、日本語も話せる人材が日本で活躍する日もそんなに遠くないんじゃないだろうか。
「日本人」ってなんだろう。
そんなことを思いながら夜は更けていった。