踊る髭の冒険

30歳を目前に仕事をやめて旅に出た髭の人が世界中放浪した果てに結局海外大学院留学せずに帰国→家族でベトナム ハノイ移住→その後ドイツで大学院卒業→現在はカンボジアでのらくら。

踊る髭バンコクに帰る。

5月2日

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5泊したパヌーハウスを後にする。10時にユウタ君とジャンちゃんが迎えに来てくれて、Save the childrenの方に車で空港まで送ってもらった。

「また、どこかで」

縁がある人を嗅ぎ分ける嗅覚は、旅をしていると鋭くなってくるものだ。きっとまたどこかで2人共出会う時がくると思う。来て欲しい。べ、別にジャンちゃんが可愛いからとかそんなんじゃないんだからね!

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飛行機でビューンとバンコクへ!
1時間くらい。もうついたのかよ!と思うくらい早い。小児科医のジェインはバスで帰るといってたけど、僕は長時間のバスはラオスでキツくてちょっとトラウマ。

空港につくとタイミングよく市内に向かうバスもきてすぐ宿に帰れた。

「I'm home!」

といってしまうくらいバンコクのパンパンホステルは居心地がいい。

家や!ここはタイの家。
皆さんも次の大型連休には是非バンコクに遊びにきてここに泊まるとよろしい!


大手予約サイトのBoohing.com , Hostel world 共にほぼ最高点をマークしておる!
納得!オーナー2人とスタッフが本当にいいんだよ。

綺麗だからはじめての一人旅にもオススメ。

メイとタに迎えられて本当に家に帰ってきた気分になって爆睡。

同室に日本人の人がいたんだけど、もうしんどくって寝ちゃった。というか「何カ国くらいまわるつもりなんですか?」っていう質問ほんとくだらない。数の問題か?一年間をどう放浪しようがその人の自由じゃないかー
ああぁー

ぐぅーーzzz



起きて、夕方もぞもぞしながらamazonでダウンロードした雑誌を読んだ。
クーリエ・ジャポンは日本にいるときにも週刊少年ジャンプの他に唯一僕が毎回チェックしていた雑誌だ。様々な分野の世界の最新情報をいつだってワクワクするデザインで届けてくれる。

自己啓発本とか、それっぽいばっかり読んでしまうのは敬遠してしまうが、たまにビジネス書とか軽くまとまってるのを読むのは好きだ。

自分の考えをまとめるのにも一躍買ってくれるから。

(昔、高校の同級生に「ほとんどの人間は、考えたくないから本を読む」と言われたのを今思い出したがその言葉は戒めとして胸に刻んでおこう)

この中で、気になったのは「スポットライト効果」という言葉と「健康保険に加入しているかどうかが健康状態に強く関係する」ということ、そして「携帯が普及したことによってコンゴの漁師さんの仕事の仕方が変わった」ことだった。

スポットライト効果、とは、人間は何か決断を下すとき一点からしか評価をできないことが多いから、スポットライトをぐるぐる動かしていろんな方向から検討して決断しないとだめよーってこと。簡単にいうと。まあそりゃそうだよね。でも忘れがちだからね。気をつけないと。

健康保険に関しては、本当かどうかデータの信憑性はわからないけが、「ほんならお金ない人向けの小さい保険とかないんやろうか?」という疑問がわいた。

コンゴの漁師さんは前までは市場で客を待ってるしかなくて、よく魚も悪くなっちゃったりしてたんだけど。携帯が普及してからは客の連絡がくるまで川で魚を囲っておいて、連絡がきてから魚をおろすことができるようになってビジネス的に損をすることが少なくなったと。食中毒の心配も減って、技術が発達することでこういういい事例もあるよーぅってことを紹介してた。


健康保険の事に関してはマイクロ・ファイナンスという言葉を聞いたことがあったが、詳しくはしらないので色々と調べてみた。

これは次回少しまとめてみようと思う。


放浪してても学ぶ素材に困らないっていうのはテクノロジーの進歩したいい部分だと思う。そんな暇あったら外でろ!って声も聞こえて来そうだけど、出会ったり感じたりしたことを、消化する時間も僕は大切だと思うな。

それができなかったら、「ただ旅行した」だけになっちゃう。もちろんそれでもいいんだけどね。誰にとってよくっても、僕はいやなんだ。観光地にいって(もちろんいきたいけど)はしゃぐ事が目的なら友達といったほうがよっぽどいい。


そんなこんなで色々考えながら、夜までブログ書いたりして過ごす。

ゆっくりできる宿と時間があるってほんと素敵。