踊る髭の冒険

30歳を目前に仕事をやめて旅に出た髭の人が世界中放浪した果てに結局海外大学院留学せずに帰国→家族でベトナム ハノイ移住→その後ドイツで大学院卒業→現在はカンボジアでのらくら。

踊る髭、SIMフリーになる。

4月25日



11時頃起きていつもの食堂にご飯を食べに行く。


13時にタイ人の友達のEveとSiam駅待ち合わせ。

Eveは昔僕のシェアハウスに来たことがあって、同い年位のエンジニアをしている女の子。


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タイに来て一週間たつので大分土地勘もついてきた。


Siam駅の周りは大型のデパートやショッピングモールが並び、大阪で言うと心斎橋みたいな雰囲気。



 

この日僕はEveに「SIMフリーの携帯」を手に入れたいから手伝ってくれーとお願いしていたのだった。



いわずもがな、日本の携帯電話事情は「ガラパゴス」で日本の携帯電話は基本的に日本国内でしかつながらず、海外でつなげた日にはとんでもない料金を請求される。

日本以外のほとんどの国では「SIMカード」を入れ替えるだけで使える携帯が普及していて英語では「Unlock」と呼ばれているようだ。
海外からの友達に「日本でSIMカードを手に入れるのはどうしたらいいか」とよく聞かれて大阪ならヨドバシとかに売ってるのだが、いかんせんSIMカードのことはよく分かっておらず自分でSIMフリー携帯を探すのは無謀だと判断した次第である。

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時間通りにEveと合流!
一年ぶり?くらいかもしれない。早速携帯を探しにGO!

この辺りはイリーガルなお店と、正規店が入り交じって店を構えているようだ。
前者では中国などから買い集めた携帯を安く販売していて、値切ることも可能。

Eveと僕はぶらぶらしながら良い携帯がないか探す。


日本人もよく来るみたいで日本語ではなしかけてくる輩も多い。

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正規店での値段はこんな感じ。
1バーツが3.8円、約4円だとしてだいたい2500バーツ位のもので手に入れたいと思っていた。

ぶっちゃけ話せればなんでもいいやってくらいの感じだったが一年使うことを考えるとあんまりちゃっちいのもどうかと。



何件かまわってる中で絞りこまれてきて、やはり世界中で使われているSAMSUNGの携帯がいいのではないかということになった。



Eveは、店員さんの出す値段をバンバン値切る!そしてEveが可愛いからなのか店員のおっちゃん下げる下げる! かわいいのは世界中どこにいっても得だなあ。
「ここでは値切りまくらなきゃだめよ!タイ人だろうがだれだろうがふっかけてくるんだから!」
さすがはバリバリのキャリアウーマン。強いっすわ。


 

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最終、2500バーツでSAMSUNGのyoung2という携帯をGET!
セブンイレブンSIMカードを買い、セッティングする。

SIM童貞の僕にひとつひとつ丁寧に教えてくれるEveパイセン。
ほんとうに、ありがとうございました。


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食堂で昼ごはんを食べながらいろいろ話す。
日本で会ったときはあまり深くは話していなかったので、ちゃんと話すのは初めてかもしれない。

 

僕のバックグラウンドのこと、今回の旅のこと、イギリスの大学院留学のこと、ひと通り話した。



 

「分かりきっている将来へ向かうよりも、挑戦し続けていたいってことね。」

 



Eveはそう頷いて、自分もあと2年働いたら外国へいこうと思ってると言った。
彼女は世界中に支社を持つドイツの某大企業で働くエンジニアであり、東南アジア地域のエネルギー供給に携わる仕事をしている。毎月のようにラオスカンボジア、マレーシアを飛び回り顧客の要望を聞き、工場へ出向き、オフィスで様々な管理をする。先週まではドバイに出張していたそうだ。

 



「すごいわよー。あそこの国民はほとんどの人が働かないのよ。国から月に1000ドルくらい何もしなくてももらえるから誰も働かない!ほとんどの人が外国人を雇ってビジネスをしているのね。ま、だから私たちにチャンスがあるんだけど!」

 



なにその国民!僕は俄然ドバイに行ってみたくなった。

Eveがヘルメットを被って工場で働いているのは想像もつかない。
彼女は学生のころから副業で雑誌のモデルもやっていて、最近では「美しすぎるエンジニア」みたいな形で雑誌に取り上げられたりもしていた。このバイトもなかなかいいサラリーがもらえるらしい

エンジニアっていいよね。
世界中のどこでも働ける仕事の一つ。しかもEveみたいな企業で働いていると仕事辞めなくても転勤するだけでどこでもいけちゃうんだもんなあ。
 

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その後トゥクトゥクで移動してGold Mountという観光地へ。お寺です。

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タイ人は高校までの教育で仏教についてかなり詳しく教えられるらしく「あたしは仏教徒よ」といいきれるくらいのものがEveにもある。

だがラオスのように若い人が僧侶になったりすることはバンコクではあまりないらしい。

彼女も、訪れるタイ人もみんな仏像に向けて真摯に手を合わせて祈っていた。
美しいな、とぼくは思った。

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かと思いきや、黄金の仏像を携帯で写メに収めるのに必死な僧侶の方々も。
これはこれでおもしろい。僧侶よ、なんでなのだ。
 
また少し移動してバックパッカーの聖地、カオサンロードへ!

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んー、ザ バックパッカーって感じの欧米人も多いけど期待してたよりは賑わってなかったな。この日だけかもしれないけどね。


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Eveパイセンにタイ料理をご馳走になる。
あざっす!トムヤムクンパッタイ!!

意外に(?)初めてココナッツを飲んだんだけど、あれ果汁が中に満たされてるんな!
すごい果物やな!
 
そしてお互いの恋愛の話やなんやで夜も更けて、いろいろな恋愛事情のなかでタイの女性の強さと怖さを感じ´д` ;


タイは5月6日までいるからアユタヤ遺跡だけは行きたいと僕がいうと。
「アユタヤにいきたいんだったら、車で連れてってあげる!」とEve。


まじっすか。さすがっす!ありがとうございます!

ということで5日、Eveパイセン(年下)にアユタヤ遺跡に連れてっていただけることになりました。持つべきものは友。。。


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一日、本当にEveにお世話になりっぱなしでもう足向けて寝れないです。
本当にありがとう。
SIMフリーの電話も手に入れたし、明日はボランティアに向けて準備だ!