ラオスへの旅立ち。
4月6日

朝、Nealと一緒に朝食を食べて台南駅横のバスステーションまで送ってもらう。
どんなにがんばっても昨日は台北行きのバスも新幹線も買えなかったので、僕はなんとか桃園(空港に近い街)行きのチケットを買った。そこから空港へバスを乗り継げるらしいのだがなにも定かではない。
10:40のバスで桃園へむかう。
爆睡。
このバスは桃園が終着点ではないので下手すると通り過ぎちゃう。しかも車内の案内は全部中国語で地名すら僕には聞き取れない。
15:30ごろどこかのバス停についてとなりの人に一応「我想去桃園」といってみると「在、桃園!」と僕を降ろしてくれた。
あぶな。乗り過ごす寸前だったぜ。
降りたところはほんとにバス停しかない感じでどこから空港行きのバスがでてるのか検討もつかない。とりあえず高速バスのチケットカウンターのおばちゃんに空港行きたいみたいならことを言ってみると、外を指差して「バス、バス」と言ってくれる。
こういうバスじゃなくて多分路線バスがあるのかな、と僕は道にでてふらふらしてみた。

おー、バス停みたいなものがある。
たぶん桃園機上が空港かな。
とりあえず待ってみる。
15:57 の表示があってそんな分刻みで書く必要あるほど正確にくるんだろうかと疑問に思いながら待った。
来ない。
とりあえず僕は16:20 の分までは待ってみることにした。それがこなかったらタクシー使おうと。
20分過ぎてやっぱダメかなと思った頃バスがきた!手を挙げて止めないと絶対そのままスルーされる感じだ。僕は思いっきりアピった。
36元、と言われる。
台湾の小さな路線バスはお釣りがあったことがない。用意されていない。
まあもう旅も終わりだしちょうどはなかったので僕は50元のコインをいれた。
30分くらいで第一ターミナルについた!

まだ17:00ごろだった。次のフライトは23:45なのでまだまだ時間はある。
空港のwifiは結構しっかりしていたのでブログが更新できた。
充電スポットがあってi phoneを充電しているととなりの男がふと話かけてきた。
「チェックインしたら中に店あるのかな?」
東南アジア系の顔立ちの若い男だった。
「どうだろう?わからない」僕は答えた。
日本人かい?実は台湾に来る前日本からここに来たんだ。男は印象的な白い歯を見せてわらった。
Jhigzs、と彼は名乗った。フィリピン人だった。
「おー、俺フィリピンいくよ!このあとラオスにいって、そのあとフィリピン。英語の勉強にね」
「マジか!どこで勉強すんの?え、バギオ?!それ俺が住んでるとこだよっ!」
という、なんなんだろう。
何か、用意されてたとしか思えないような出会いがここであった。
Jhigzは船の上のシェフで1年のうち10ヶ月を海の上で過ごし二ヶ月休暇を取るという生活をしているらしく、ちょうど僕が行ったkeelungが今回の後悔の最後の港でいまから休暇に入るんだそうだ。豪華客船のシェフみたいな感じらしい。各国の料理を作れて、しかもかれは彼は看護師と助産師の免許をもっている。
もう俺がルフィだったら海のコックは絶対お前だよ!
「俺、バギオに帰るからちょうど会えるな!来いよ!いっぱい案内してやるよ!」
と彼は言ってくれた。それからバギオの町の事、この時期イチゴが採れて美味しいことや、原住民のイフガオ族の話、伝統的な家、また彼が25歳にして5歳の子どもがいること(酔っててミスった!と笑っていたw)などなど、お互い早く空港に着き過ぎていたので暇で、2時間くらい話していた。
またバギオでな!といって僕らは別れた。
フィリピンは18日からいくことになっている。バギオという町はマニラからかなり離れた山の中の高原都市なのだが、避暑地として人気で外国人もかなり、いるのと聞いている。
スーパースパルタ語学学校に入学予定で週末しか外出できないかもだけど、どこかで必ず会いたいな。
思わぬ出会いだった。
ていうか自分のシェフに出会う確率ったらもう。
美味しいものが好きすぎるからなのか。。。
最後に小銭を空港で使い切って、1000元余ったので米ドルに変えた。30ドルになった。たぶんラオスでは米ドルが活躍するはずだ。
結局台湾は6日間で15000円くらいで過ごしたことになる。1日2500円と思うとどうだろう。まあこんなもんかな。
カウチサーフィンの皆のおかげでかなり助かりました。本当にありがとう。

無事、台湾をでてエアアジアでクアラルンプールへ。現在クアラルンプールでラオス、ビエンチャン行きの飛行機を待ってます。
さあ、ラオスはどんな国か。
観光客が水をかけられまくるという「水かけ祭り」がナッカーサーを待つ!(のか?)