踊る髭の冒険

30歳を目前に仕事をやめて旅に出たナッカーサーが世界中放浪した果てにイギリスの大学院に留学するのかどうか、という毎日を綴るブログ。可能性迷子の毎日をお届けします。

インカ・トレイル④天空の城 マチュピチュ

1月26日

この日、雲の向こうからゆっくりと姿を現したマチュピチュはまさに天空に浮かぶ、インカ文明の記憶だった。
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午前3時に起床して軽い朝食をとったセクシー・プーマズの4人はこのキャンプサイトでポーター達と別れた。

何度も書くが、20kg以上の荷物を背負いながらアンデスの山を駆ける彼らのお陰で僕たちはこのトレッキングを楽しめているといっていい。

ペルーの山々に住む人々にとってポーターの仕事は貴重な収入源ではあるが、インディオの末裔である彼らは特に「お金に1番価値を置く生活」をしているわけではない。
かつてトレッキングの前日にポーター達全員が「行きたくない」と言い出し(詳しい理由は忘れたけれど)、そのせいで旅行会社側は山岳民族の集落をめぐって当日にポーターをやる人を探さなければならなかったそうだ。
テントや調理器具を運ぶ人材がいなければ成り立たない。

決して愛想がいいわけではない彼らが「いい旅を」といって僕らに別れの笑顔を向けたとき、僕はその笑顔がたまらなく愛しいと思ったのだった。


午前5時ごろ、マチュピチュ遺跡内へ入る最後のゲートをくぐりそこから3時間程歩く。
ここも楽な道ではないのだけど「もうすぐマチュピチュだ!」と皆んな気持ちがはやっていて、心なしか早足だ。

ここにきてアメリカ人の「スペクタクル・ベアー」パブロか、その巨体を踊らせるようにインカの山道を走り出した!

走れんのかいっ!( ゚д゚)

昨日まで引きずっていた右膝はどこへいったのか、彼は軽快に山道をかけていく!

「俺はもう2度とトレッキングなんてしないぜ!」と相変わらず笑顔でそういいながら駆ける巨体の黒人男性。素敵やん。


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太陽の門、と呼ばれている場所を越えるとちょうどその丘からマチュピチュが!!

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三日三晩かけて歩いて目にしたマチュピチュ!1度もシャワーを浴びていない僕らは異臭を放っていたけれども!感動はひとおしだ!

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もう一息!!と旅人たちは先を急ぐ。

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リャマさん達いっぱいいます!





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そしてついにたどり着いたマチュピチュ

こいつはすげーー!!と、そんな言葉しかでない!


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マチュピチュ遺跡はその7割がオリジナルの状態で保存されているらしいのだが、隙間なく積まれている石の綺麗さは本当に息を飲む。

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マチュピチュの遺跡が建てられた目的は未だによくわかっていないらしい。ガイドのホセは「ここはインカの王の住居だったんだと思う。俺はそう信じてる」と語る。

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小学生の頃から来たかった場所に、やっとこれた。そしてそれが僕の想像以上の場所で本当によかった。

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昼過ぎには観光客が溢れ、「幻想的なマチュピチュの風景」は消えてしまったけれど。

ここまで一緒に旅をしたチーム・セクシープーマズには楽しい思い出を沢山もらった。少人数のこのチームじゃなければ味わえなかったことも沢山あった。

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その後僕らはマチュピチュ麓の町アグアカリエンテスに戻り、ここから近くの町まではインカ・レイルという観光列車にのって帰る。

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インカ・レイルはものすごく快適に作られていて、アンデスの山々を見ながらゆっくり旅を楽しめる。流石は観光立国ペルーだなあ!と。飲み物のサービスとかもあって素晴らしい!

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終点の駅からは旅行会社の車がピックアップしてくれて、そこからクスコまで3時間ほど。

やっとクスコに帰ってきた僕は、4日間の汚れをシャワーで落とした。こんなにシャワーが気持ちいいなんて。

南米の最後の旅としては最高の思い出になった。

ペルーにはまた行きたいと思う。