踊る髭の冒険

30歳を目前に仕事をやめて旅に出たナッカーサーが世界中放浪した果てにイギリスの大学院に留学するのかどうか、という毎日を綴るブログ。可能性迷子の毎日をお届けします。

バハ・カリフォルニア③フェリーでロスモチスへ。

12月9日

ジンベイザメと泳いだことの興奮が冷めやらぬ朝。

昨日、バハ・フェリーの事務所にいってなんとかチケットを手に入れたときに「2時間前には来てね」と言われた。フェリーの時間は2時半なので12:30にはつかないといけないみたいだ。


歩き方には、街中からフェリーの出るピチリンゲ港までのバスは、毎時間一本とかかれているだけで時刻表とかはわからなかったので、とりあえず荷物をまとめて10時ごろにでることにした。

宿を出るとき、ようやく日本人のオーナーのMichikoさんに会えた。すごく綺麗に身なりを整えているスマートなマダムといった雰囲気だった。

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バスターミナルまで15分ほど歩く。街中のウォールアートがかっこいい。
こういう写真を撮る時もおっちゃんが気づいて立ち止まってくれて、ナイス!と親指を立ててくれたりする。なんつーか陽気だ。めちゃくちゃピュアに陽気。

バスターミナルについてピチリンゲ港に行きたいというと12:00にバスがでると言われる。というかそれまではないらしい。時期にもよるのかもしれないがフェリーの運行に合わせてしかバスは動いてないっぽい。

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2時間くらい、アルゼンチンの地球の歩き方みたり、だらだらしたり、ぼーっとしたりしながら過ごす。

「文明の基本は、のらくらすることから産まれる」
なんてことを誰かがいっていたけれど、誰だっただろう。まあたまにいいアイデアが浮かんだりもする。

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時間通りにバスに乗ってフェリー乗り場へ。どうしたらいいのかウロウロしてると係りのおじさんが英語で話かけてくれてすごく優しくこっちならんでねー、と教えてくれた。

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特に荷物検査も厳しくなく、バックパックを開けられたりもせず船内へ。
豪華なフェリー。バーとか食堂もついてる。

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発車前に乗客がみんな席からいなくなったのでついていってみると、ご飯が振舞われていた。一食無料でついてた。


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約6時間の船旅なので、あんまり混んでない船内でとりあえず席に横になって眠った。
席をキープするのに皆荷物をばんばんおいてそのままどっかいってしまうのを見ると、盗難とかそんなことも頻繁に起こらないんだろうなーと思う。
乗客達の大半はメキシコ人でアジア人は僕だけだった。




少し眠って、目が覚めるとちょうど夕日が沈むころだった。

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人生で二度目、僕は自然を見て泣いた。

360度水平線の、その向こうに沈む夕日の美しさったら。


落ちていく夕日を見ながらこの旅を振り返っていた。

台湾、ラオス、タイ、マレーシア、シンガポール、フィリピン、インド、東チベットキルギス、トルコ、ブルガリアマケドニアチェコ、ドイツ、スペイン、スウェーデン、モロッコ、NY、そしてメキシコ。勉強したりしていたので、訪れた国は多くはないけれど。それぞれの場所で出会った人たちの事を思い出すと、本当にいい旅をしてきたなあ、と思う。

その土地に住む人たちの生活に僕を少し入れてもらって、感じてきたこと。

そういったことが単純に僕を「変えた」と思ってる。


中島みゆきの「糸」じゃないけど、会うべき人に出会えることを、人は幸せと呼ぶのかもしれないな。

このブログはそんな「彼ら」と「僕」の織りなす物語で。読んでくれている誰かの心をあたため得るものであったなら、こんなに嬉しいことはないな、と思っている。

僕のブログは対して旅人に向けての情報源にはならないと思うし、ただの日記なのだけど、それでも毎日追って読んでくれている方々がいることは本当に感謝です。この場を借りて、ありがとう。

世界一周ブログランキングとかにも参加していないので、きままにやっています。

もし、旅の話が好きな友達がいたなら、そっとこのブログの事を教えてあげてください。それでまた「旅にでたいな」と思う人が増えたら、僕はとても嬉しいのです。




ロスモチスの港、トポロボンパについたのは夜の10:00時ごろ。遅くなった。

降りてからも荷物を待ったりするので、なかなか動けない。外はもちろんもう真っ暗だ。

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ターミナルからでると乗客達がバスを待ってたむろしている。

しばらく待っていてもバスが来ないので隣に立っていた、いい感じの青年にスペイン語で「君もロスモチスにいくのか?」と聞くと、「そうだよ。だけどバスが来ないね。どうなってるんだろう」と彼もバスを待っている風だったのでとりあえず僕も彼と一緒にいることにした。

もうしばらく待つのだがバスはこない。

どうなってんかなー、あんまり遅くなると流石に怖いなー。既にもう遅いしなー。

と思っていると青年におっちゃんが近寄ってきてなにか話してる。

「トラックの荷台に乗って50ペソでロスモチスまで乗っけてってくれるらしいけど、一緒にいくかい?」

ぼくと青年、もう一人おじさんがトラックの荷台に乗った。


荷台から見上げた星は満天。
もしかしたら今までで1番ってくらい星を見た。流れ星が幾つも流れていく。

青年が、日本じゃこんなに星は見えないのか?と聞いた。

「見えないよ。本当に綺麗だ」
夢中で星を見上げるぼく。

「そうか、スペイン語ではEstrellaというんだ。」

エストレーヤ、と僕は復唱した。そして、日本語では「ほし」というんだと言った。


なんてすごいんだ、メキシコ。

僕はたまらない気持ちになっていた。
ジンベイザメと泳いで、海からの抜群の夕日を見て、いまメキシコ人と一緒にトラックの荷台に揺られながら満天の星を眺めて談笑している。

旅が好きだ。
もう声を大にしていいたかった。

旅が大好きだ。

Me gusta el viaje mucho!!


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ロスモチスの街までつくと、トラックの運転手のおっちゃんはどこまで行きたいんだと聞いてくれて、ホテルまでつれてってくれた。

チップも何も要求されずただただ親切で。

ホテルについてから、夜中にあいていた屋台にいくと、そこでも「8ヶ月も旅をしているのか!」と地元のおっちゃんが見ず知らずの僕に奢ってくれたりした。

なんなんだメキシコ!
楽しすぎるやろ!皆いい人すぎる!!


本当にスペイン語勉強してきてよかった!

旅は、楽しい!