踊る髭の冒険

30歳を目前に仕事をやめて旅に出たナッカーサーが世界中放浪した果てにイギリスの大学院に留学するのかどうか、という毎日を綴るブログ。可能性迷子の毎日をお届けします。

モロッコ①カサブランカからフェズへ

11月21日


モロッコ・カサブランカに到着!
そしてまさかの入国審査2時間待ち( ゚д゚)!
ここでこのモロッコの旅に日本から心強い相棒、まりもが合流。50カ国以上を旅した猛者。

なんでこんなに時間かかんねんー、とモロッコ人もイライラしているのだがこれが普通らしい。時間が長すぎるので、しまいには後ろに並んでいたおばちゃんたちが大声で歌い出した。思いっきりでかい声で、明るくて、モロッコの女の人達のパワーを感じて、一緒になって笑ってしまった。

やっとの思いで入国した頃には荷物は既にベルトコンベアの上からあげられて空港の端っこに積まれてしまっていた…(°_°)

今回の旅はほぼまりもが計画してくれていたので、僕は彼女に従うだけ。僕にはない計画性が本当に素晴らしいと思います。

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カサブランカの街はスルーして(そんなに見るものもないらしい)鉄道にのってフェズという町に向かおうとするも、1時間に一本の列車を目の前で逃してしまい、結局1時間空港で待ちぼうけをくらってしまった。

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1時間の待ち時間の間に日本から持って来てくれたたけのこの里きのこの山、懐かしのお菓子たちをほおばる。うまい。
同じ飛行機でモロッコについた日本人の新聞記者男性と一緒になり、色々と話をした。

1時間後列車が来る頃には3人で意気投合していて、途中の駅まで僕らは一緒に向かった。

列車は4時間でフェズに着く。
車内で、まりもからプレゼントをもらった。
「杉田くん(東チベットを一緒に旅した)と一緒にいろんな角度からの写真を見比べて選んだんやけど…」

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おおー!これはー!この帽子!!
成都で無くした帽子に似たものをまさか探してきてくれるなんて!!
キルギスで新しい帽子を手に入れていたものの、やはりあの色や形が恋しく思っていたのだ…なんつーかトレードマークっていうかさ。ありがとう。




フェズに着いた頃にはもう20時ごろで真っ暗だった。
明日の夜の分の夜行バスのチケットを買おうとするも、既に売り場が閉まっていて買えず僕らはタクシーに乗ってフェズの旧市街に向かった。

あとで知ったのだけどモロッコでは警官が厳しく取り締まりをしているため、ぼったくりや、悪質なガイド行為はかなり少なくなっているらしい。この時もタクシーの運転手さんはとても感じが良くて、宿の場所がわからないと電話をして助けてくれた。

結局旧市街についたところで、運転手さんは誰か案内してくれる人を探してくれて、僕らは若い青年に連れられて旧市街の中に入っていった。

僕はモロッコのガイドブックも何も読んでいなかったので、びっくり。
フェズの旧市街はまるっきり迷路だ。

真っ暗で初めてのこの街を1人で歩くのはまず無理だろう。建物の間の細い道を僕らはガイドしてくれる青年について歩いていった。

「知らなかったかもしれないけど、フェズは世界一の迷宮都市って呼ばれてるねんで」

まりもがそんなことをいったのを僕は成る程なーと納得しながら歩いていた。

15分程で宿にたどり着いた。
ガイドの青年にはチップを渡して僕らは宿に入った。

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「リヤド」と呼ばれる伝統的な民家を改装した宿。遅かったなあー、心配したよ!と暖かく迎えてくれたオーナー。

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ミントティーでもてなしてくれて、すごく安心した。甘いんだけど疲れた身体にはすっげえ染みる。

「600年前から僕らの家族が暮らしていた家をそのまま宿にしてるんだ。最近じゃあ、家族の形が大人数でなくなってしまったから掃除をするのも大変だし、家を売り払って都会でマンションで暮らす人が多いんだが、なんだかこの家が捨て切れなくてね。」

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600年の時を刻んだ扉はなんとも言えない味を出していた。建物の構造は一階の真ん中がリビング、そのまま3階までその空間が吹き抜けている。

遅くにでたら帰ってこれないかもしれないからと、夕飯がまだだった僕たちに宿のオーナーは電話一本で食事を用意してくれた。

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今日はゆっくり休んで明日フェズの町を楽しみなさい、そういったオーナーにモロッコ人の深いホスピタリティを感じた。

大迷宮都市フェズ。
革製品が有名で染物をするときの匂いが半端ないらしくそれでみんながミントを嗅ぎながら歩いているというフェズ。

モロッコひとつ目の都市はどんな町なんだろう。

スウェーデンからあまり眠っていなかったのでこの日は安心して熟睡することができた。