踊る髭の冒険

30歳を目前に仕事をやめて旅に出たナッカーサーが世界中放浪した果てにイギリスの大学院に留学するのかどうか、という毎日を綴るブログ。可能性迷子の毎日をお届けします。

キルギス⑩〜イスタンブールへ!

10月4日

朝のうちにある程度の荷造りを終えた。
違うホステルに移ったフリュが9時ごろ迎えにきてくれて、僕らはマルシュートカを拾って国立公園へ向かった。

265番のマルシュートカで行けるはずなのに、なんどフリュが聞いてくれても「ニェット(No)」と言われる。
何本かやり過ごしたあと、他のと色が違う黄色のマルシュートカが来て、それがどうやら公園へむかうらしかった。

このマルシュートカって乗り物は、ほんともう混雑すると恐ろしい。
日本の満員電車もクレイジーだけど、くそ狭いマルシュートカの中に押し込まれ、四方をファットマンズに囲まれて彼らの汗ばんだ肉厚な胸板に挟まれた状態で新鮮な空気の一片も入ってこないのが1時間続くと、不快すぎてぐぅの音もでなくなる。ぐう。
しかも後ろのファットマンの鼻息が首筋にふんふんかかって来てもう身の毛もよだつ黄金体験。降りた瞬間、「現世ってこんなに素晴らしかったっけ」って感動した。


地元の人も窓から外見ないといま自分たちがどこにいるかわからないのに、窓はやたらと低い位置にあって、車内で立っていると全く外がみえない。なんでこんなつくりになっているのかわからないけど、これはもう思いっきり改善の余地のある部分だと思うんだけどもどうなんだキルギス政府。


この前Bikaにどうやって皆位置を把握してるの?と聞くと「感じてるの」と一言返ってきた。何だそのシックスセンス(・ω・)ファンタスティック・キルギス


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国立公園の入り口でマルシュートカを降りて、そこから上の方までヒッチハイクで乗せていってもらった。キルギスはほんまにヒッチハイクすぐ乗せてくれる。
しかも皆めっちゃいい人やねんなー。
この日の帰り道も公園からビシュケク市内までヒッチハイクで帰れた。やっぱキルギス好きや。


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公園は雪山が眺められて美しかった。小川が流れててそれをジャンプして渡ろうとしておもいっきり水中に着地したりした。
楽しかったのだけど、風が強すぎて、奥まで進めず、フリュと1時間くらい歩いて、「帰ろ‥」というテンションになってしまい、僕らは早々に国立公園から引き上げた。



やっぱりビシュケクは何もしないに限るぜーーと僕らは行きつけのバーガー屋でバーガーを食べた。ここのお姉さんが美人で、僕とフリュはほとんど毎日ここに来ていた。(どうでもいいけど。)あ、バーガーももちろんうまい。

フリュは日本語の響きが面白いらしく、僕が話した言葉をどんどん覚えていった。だいたい男が覚えたい言葉なんて決まっていて、ここ何日かで彼は
「あなたはとても美人ですね。」がものすごく流暢に言えるスペイン人に成長していた。ついでに、「結婚しましょう」ってつけるのも覚えた。またしょうもない日本語を教えてしまった…´д` 


ぼくはいまスペイン語を勉強し始めていて発音をフリュに何日か習った。
よくバックパッカーが、「スペイン語っね発音アルファベットそのまま読んだらいいだけだから簡単だよー」とかいうけどあれは完全な嘘。発音全然ちがう(o_o)日本語にも英語にもない発音結構あるやんけーーー。
とりあえず数が20まで言えるようになった。南米行くまでに文法一通り適当に覚えれたらなー。



晩飯もこの日はフリュと一緒に食べた。
これもまたビシュケクきて何回目やねんっていうレストラン。

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キルギスのマンティー、ほんと美味いんだ。ラストマンティー。

フリュが別れを惜しんでくれて「なんだよー、もっとビシュケクにいろよー」と言ってくれた。こんな風に言ってくれる友だちができるのはほんまに嬉しいことやと思う。お互い英語も完璧じゃないけど、話すトーンとかリズムがなんとなく合って居心地がいい友だちだった。

観光地にいったり、凄い景色をみたりするのも好きなだけど、なんでもない時間をこうやって一緒に過ごせたりする人に出会えることはほんまに貴重。

旅をしてると別れには慣れっこだけど、やっぱり少しさみしくもあり。


宿に帰るとあの変なスペイン人のおっちゃんと二人きりで、あまりにも行動が奇妙で怖かったので、早めに宿をでた。怖かった。だんだんと異常さが増している気がした。

そして宿を去る瞬間に、キルギスの剣道連盟から連絡がきたーーーーー。
うおーー。ショック。
一緒に稽古できたらよかったなあー。
残念。ま、縁がなかったということで、またいつか!



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というわけでキルギスも今日で終わり。
さらば太陽の国。

明日は飛んでイスタンブール