踊る髭の冒険

30歳を目前に仕事をやめて旅に出た髭の人が世界中放浪した果てに結局海外大学院留学せずに帰国→家族でベトナム ハノイ移住→その後ドイツで大学院卒業→現在はカンボジアでのらくら。

帰ってきた成都②

9月23日

 
この日は朝からしんごと別行動だった。
僕は宿でずっと、次の国キルギスの情報を集めたり、ブログの文章を書いたりしていた。
 
成都について、いくつかまとめておきたいと思う。
 
僕は今回くるまで、「セイト?それなに?美味しいの?」と思うくらい成都を知らなかったのだけど、この町は本当に魅力あふれる町だ。
 
そう思っているのは僕だけではない。
調べれば調べるほど成都が世界的にいま注目されている都市であることがわかる。
 

www.recordchina.co.jp

 

 

さらに成都を走るバイクはその殆どが電動バイク。環境問題に配慮して、エンジンのバイクは規制されているそうだ。

allabout.co.jp

沿岸部から発展を遂げた中国は、いままさに内陸部にその発展をつなげようとしている。

j.people.com.cn

今後は重慶成都を高速でつなぐ電車もできるのだとか。
 
内陸の中心としてこれからもどんどん栄えていくだろう。
 
この中国の発展ぶりを見て僕が感じるのは、この国の政府の頭の良さだ。

いろいろな日本の今の論点と関係していることになるけれど、

おそらく中国は戦争なんて起こさない。日本との小競り合いなんて、挑発に過ぎないと思う。武力に訴える必要なく、向こう20年さらなる発達を遂げながら経済的にアジア諸国を圧倒していけるだろう。そう思わせるくらいこの発展は圧倒的だ。また、一党独裁がいいように機能している部分は、決断すれば必ず一方向に素早く動けることだと思う。

東南アジアをまわってきて、ここに匹敵する勢いがあるとすればシンガポールくらいだとおもう。

主要都市のインフラを環境に配慮しながら整備し、観光地を整え、その間をつなぐ道路をつくり、人の流れをつくる頭と技術が中国にはあると確信する。僕と同じ世代か、もう少し若い世代が、欧米圏への留学で学び、中国に返り指導者へと育ったとき、中国はアメリカを凌駕する国になるかもしれない。

経済的に衰退したりすることは何度かあっても「いまからは中国の時代」というのは間違っていないと僕は感じた。

 

 

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と、そんな中国の流行前線、最新の流行がこれだーーーーッ!!

…頭にね、草を、つけるんだよ。

BBCでも大きく取り上げられたこの最新ファッション!!驚愕のニュータイプ!!

本当に成都の町では頭に草をつけた人達が溢れています。

 

 

 

 

 

( ゚д゚)さすがはヨンセンネンのれきし、、、

 

 

成都出身のR君に聞いてみました。

「あれは…着けてるときは、みんなどう思ってるん?!おれ、オシャレやわーって思ってるん?!」

「めっちゃ流行乗ってるわあーって、思ってるよ…」

 

 

 

 

(^ω^)

さて、町歩きから帰ってきたしんご氏が町中で1人でトライした、渾身の草画像をお楽しみください。

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セルフタイマーで写真をとっていたら若い女の子に「ダサッ!」と笑われたそうです。しんごよ…。


 

夕方、うまいもんを求めて2人でまちへ。

日本の友達からの情報で「肉まんを極めればここまでいく…!」というくらいの超絶肉まんがあると聞きそこへ向かう。

その名も「名前もない肉まん屋」

そう、これが意外にも偶然しんごが組織していたパフォーマンスユニット(?)『名前はまだなゐ』の名前ととシンクロしていたので、謎に縁を感じたのでした。

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この肉まんが、もう

神がかって美味い!!!!

これはもうここに住みたいと思うレベルの美味さ。皮が薄くて中身が超ぎっしり。具の味の深さは筆舌に尽くし難いっ!

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人生で一番美味い肉まんやった。

ちゅ、中華の極み…もっと恐ろしいもよの片鱗を開幕見たぜ…( ゚д゚)

 

 

その後目を着けていた坦々麺屋に行くも閉まっており、とぼとぼ帰りながらほかの坦々麺をさがしていると、この日地図を持っていなかった僕たちは思いっきり道に迷った。

2人とも「この道しってるしってる!」といいながら爆進するのだがまったくもって性格が適当なため、さっぱり目的地には辿りつけず、結局二時間半成都の町を歩き続けることになった。(そしてその間に坦々麺の店は一件もなかった。無念)

結局、宿の近くの四川料理屋で最後の晩餐!

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これが驚愕の辛さ!!

俺たちは!成都のことをっ!
まだまだ何もしらなかったあぁーー!
 
 
 
ラスボスにさらっと負けた勇者みたく、僕たちはギブして箸を置いたのでした。


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その後部屋でしんごと酒盛り。
 
中国も今日で終わり。
誰かといく旅もやっぱいいな、と思った10日間だった。
学ぶことも、感じたことも多かった成都、東チベットの旅だった。それもこれも旅の相棒のおかげ。
 
 
明日からはまた一人旅。
次はキルギス中央アジアの大草原へ!