踊る髭の冒険

30歳を目前に仕事をやめて旅に出た髭の人が世界中放浪した果てに結局海外大学院留学せずに帰国→家族でベトナム ハノイ移住→その後ドイツで大学院卒業→現在はカンボジアでのらくら。

東チベット〜丹把②〜雨の中のオートバイ三人乗り

9月16日②
 
「まっすぐ川沿いに歩くと一時間くらいで塔に着くよ!」
というお姉さんの言葉を信じて僕らはグイグイ歩いた。
 

 

とりあえず何も見えて来ないので「ほんまにこっちであってんのかよー」とかいいながらも歩く。
 

f:id:nacarthur:20150926151312j:plain

45分くらい歩くと向こうに集落がみえてきた。そして遠くにかすかに見える塔!
すげー秘境感!と僕らはわくわくしながら歩き続けた!
 
途中、皮を向こう岸に渡らねばならず、橋を渡った。
この橋が遠くからみても「渡れんのか?!」ってくらいやばい。
近寄るともちろんもっとやばい。 僕らの前に牛が二頭渡っていたのだけど、この牛達も恐る恐る…といった感じでやたらとゆっくり渡っていた。

f:id:nacarthur:20150926151418j:plain

f:id:nacarthur:20150926152821j:image
チベット仏教の旗が橋の両側に沢山結ばれていて、渡るにしたらやばいのだけど、雰囲気は抜群にいい。
 
橋を越えて、集落を目指してあるく。意外とここからが遠い!そして坂道がすごい!
 
結局かなり歩いて(多分ここから一時間くらい歩いた)やっと塔のある集落にたどりついた。
 

f:id:nacarthur:20150926151516j:plain

この辺りの集落は石畳が整備されてて綺麗。
ここからもう少し登ると塔の間近までいける。
 

f:id:nacarthur:20150926152248j:plain

はあはあ言いながらなんとか登り切って、僕達が塔を見上げていると
「塔にのぼれるんだけど登ってみないかい」
と地元の小さなお兄ちゃんが声をかけてきた。

 f:id:nacarthur:20150926152837j:image

  

 
僕らは塔に登ることにした。

f:id:nacarthur:20150926152106j:plain

塔の中はまっくらで、足場がみえない!のぼるにも階段じゃなく、丸太を削って足場を作っただけのようなもの!
 

f:id:nacarthur:20150926152126j:plain

「こうやって写真を撮るといい!」とお兄ちゃんは促してくれる。言われるがまま塔から身を乗り出してポーズ!
 

f:id:nacarthur:20150926151936j:plain

f:id:nacarthur:20150926152000j:plain

お堂みたいなところもあって、中には壁画ものこっていた。
「600年くらい前のものだよ」と彼はいう。
 
曰く、この辺りに
270の塔があって、100家族くらいがこのあたりで暮らしている。
それぞれの塔は家族が代々守っているようだ。
 
 
はしゃいでいるうちに雨が降ってきて、日も落ちてきた。
夜になると野犬が怖いので、お兄ちゃんにダンパの町まで送って行ってくれないか?としんごが聞いてくれた。
 
モータバイクで3人乗りならいいぜ!ということで僕らは小さなバイクに3人またがって、雨の中、道無き道を走り始めた!
 
 
うおおおおおおおぉおお!

f:id:nacarthur:20150926152153j:plain

お尻に直接衝撃が響いて叫ぶ僕を、にいちゃんはたまに振り返っては落ちてないか確認する!
 
大冒険感がハンパじゃなかったこの瞬間は忘れることはないだろう。
 
 

f:id:nacarthur:20150926152612j:plain

無事ダンパの町について、僕らは宿のお姉ちゃんオススメの食堂にいった。
わりと綺麗なところで高いんじゃないかとビビっていたけど値段は意外と普通だった。
 
ここの料理は辛かった!
でもそんなことそうでもいいくらいに美味かった!
あひるの肉?炒め物がすごく美味しい。
 
四川の料理はあんまりお腹が空いていないように思っても食べ始めると食欲が湧いてくるから怖い!
 
このペースで行くと中国で僕はかなり太る( ^ω^ )食べ物がうますぎる!
 
 
明日はあんまり情報がない町、ルーフォーへ。
その日のうちにセルタまで乗り継いでいけたらいいのだけど。