踊る髭の冒険

30歳を目前に仕事をやめて旅に出た髭の人が世界中放浪した果てに結局海外大学院留学せずに帰国→家族でベトナム ハノイ移住→その後ドイツで大学院卒業→現在はカンボジアでのらくら。

髭のデリー観光。

8月30日

Stops Hostelの朝食がなかなかいける。
ゆで卵がつくのが嬉しい。というか朝食付きは嬉しいなやっぱり!

今日はとりあえずデリー観光じゃー!
と、とりあえず行きたかったクトゥブミナールに向かう。

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デリーの地下鉄は快適。どこいくのもだいたい20ルピーくらいで安いし、車内も危険な空気はない。

インドっていうとなんかもっと、ものっすごくもう全員騙しにかかってくるようなイメージがあってビビってたけど、普通に道聞いたら教えてくれるし(人は選ぶけど)、電車の中みんな別に干渉してこないし、やっぱ自分偏見もってたんだなーと思う。(後から考えると甘かった。)

ちょっと郊外にあるクトゥブミナール。
駅から20分くらいで歩ける。

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イスラム建築なんだけどなかなか綺麗。
インド人観光客ばかり。

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錆びつかないといわれてる鉄柱。
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めっちゃ錆びてるやん!と思ったのは僕だけなのか…(O_O)!



久々に観光客!って気分で色々みてそこからもうひとつ行きたかったAkshardham寺院へ。

これもメトロで難なくいける。
旅行者の姿はメトロであんまり見なかったけど、安いし便利な交通手段だと思う。ニューデリーの駅で降りるときは乗ってくる人に潰されそうになるけど。
あと基本的に列を作って順番まったりしない。でもこっちから思いっきり強気で割り込んでも別に向こうが怒ったりもしない。インド人たぶんあんまりそういうの気にしてないんだろうな。



Akshardhamは世界最大のヒンドゥー寺院らしく。2005年にできたという新しいやつなのだけど、なんだか気になっていくことにした。


駅から既に人ひとひと、、、

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これがもう、入場するまでに鬼のような行列で、クロークに荷物全部預けないといけないしカメラ持ち込み不可だし、なかなか大変。

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たぶん入るまでに1時間くらい並んだ。

でも、

まじで、このAkshardham寺院の装飾、彫刻、建物自体も、美しかった。待った甲斐がある。

思わず「おーーーー。かっこいいーー」と口からでてしまうほどにかっこいい。

もしデリーにいく人がいたら是非いってほしい。新しい宗教施設っていけてないの多いけど、ここは本当すごい!

写真とれなかったからwebのリンク貼っとく。とにかくすごいんだよ!


宿に帰って一休み。
ハーフジャパニーズのケイタ君とスペイン人のエマニュエルが暇そうにしてた。
エマニュエルが「デリーってほんま最低な町。こんな汚い町、東南アジアのどこにもなかったぜ」とボヤいている。


確かに。路上で寝ている人が普通に思えちゃうくらい沢山いるし。騒音が止むことはないし、お世辞にも綺麗な町とは言えない。

お茶しにいこうぜ、ということになり町の中心にあるcha barというカフェへ。
デリーのおしゃれスポット。
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ボリウッド・ティーと銘打たれたお茶を頼むと運ばれてきたブツ。
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インド人のセンスに脱帽やで。


ケイタくんはいまプリンストンで地質の研究をしているらしい。教育は全部アメリカでうけたそうだが、日本にもたまに帰るらしく日本語はネイティブだ。
色々なバックグラウンドをもつ人の話を聞けて宿での出会いはやっぱ楽しいなと思う。

その後宿に戻り、さらに2人の旅人と合流、近くのレストランで一緒に飯をくう。
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グラフィックデザイナーだったり、哲学研究者だったり、面白いなーと思いながら時間が過ぎる。
エール大学卒のsethはチベット語を勉強していて、タントラの研究をしている。ちゃんとこちらの話をゆっくり聞いてくれたり、振る舞いが優雅でなんだか「名門でてる」って感じのアメリカ人だ。


ただ、やはり英語がついていけないところもあり。この日はすごく悔しかった。

ケイタ君達かシーク教徒と今日2時間話した話。彼とエマニュエルがとある寺院でシーク教徒に会い、シークの宇宙観について話をされたらしい。

ケイタ君は科学者なので、どういう意味なのか?とか色々つっこんでいく。
そのうちに全然辻褄が合わなくなってきて、最後にはシーク教徒は怒ってしまった。

「あの人は自分の話をしたかっただけで、議論がしたかったわけじゃないんだよな。」

Sethがそれをうけて
「ほんと自分の言いたいことだけ言って、全然こちらのいうことを気かないし考えようともしない奴とは、議論にはならないし時間の無駄だなあ。」

といっていて。
僕は若者とか宗教的な人ににありがちだな、と思っていた。

まあでも何事も辻褄があうとも限らない。一貫性があることだけで世界ができているわけじゃないかもしれないし。



夜、寝るときもっと英語うまくなりたいな、と悔しくて寝つけなかった。

「Your English is not bad.」
そんな風にまた言われて、いつになったらそんなことを言われないようになるのか。

旅をしながら上達できる方法を考えていきたい。