髭とイスラムアート。
5月8日
昼前に動き始めて安そうなフードコートを見つける。よかった、KLの中心でもそこまで高くない店もある。雨ふってる。
スコールみたく、突然降ってくるので傘を売る人が待機していて、降り出すと「ほれほれー、傘かさー!」と売り始める。
イスラム美術館なるところにいくのに電車にのったら、雷鳴轟くスコールになってきた。熱帯にきたんだなー!と思う。はんぱねぇくらい降ってた。
クアラルンプールの交通網はいろんな電車が走っててわかりにくい!
今日はKTMって電車(郊外にいく電車みたい)に乗って一駅、そこからIsramic art museum へ。
KTMクアラルンプール駅の周りの建物が渋い。駅舎だと思う。
で道を聞きながら歩いて15分くらいで美術館へ。
これがなかなか素晴らしい展示と建築だった。
特別展でイスラムの刀剣の展示をやってた。
預言者ムハンマドの剣のレプリカ。可愛いな!預言者の剣!ほしい!
ムハンマドさんの頃からイエメンあたりがいい刀の産地として有名だったらしく、その頃はまだ両刃のが流行りだったんだって。
1400年くらいから馬に乗って戦う時に使いやすいから、湾曲した片刃のやつが流行りだしたんだとか。
弓を弾く時の指輪。いちいちデザインが可愛いなー。
!
ダガー。ドラクエ以外で初めて見た。
イスラム書道の展示も豊富。
これは大阪の民族博物館でも見れたりするんだけど、僕はかなり好きなやつ。
コーランの一節とかを書くんだけど、文字を使って絵を書くんやよね。
すごい自由でいいよなー!形にとらわれない感じが素敵だ。
コーラン。
コーランのデザインも本当に様々で見ていて楽しい。
この鞄、17世紀にイランで作られたものらしい。アンビリーバブルや。美しすぎる。
イランは絨毯もそうだけど、布地の産業のレベルが半端じゃない。流石はペルシャ文明の末裔。
ここにも絨毯は展示されてたけど、昔イランのエスファハーンでみたシルクの絨毯の輝きが忘れられない。1m×1mもない大きさで30万円くらいして「買えるか!」と思いながらも、それでも分割でカードきっちゃおうかなあ、、、と思ってしまうくらいの傑作でした。(結局買ってない)
中央アジアの伝統衣装。
ギャラリーショップが充実しすぎて悶えた。
タイルとかめっちゃ売ってる。これが10日間くらいの旅程なら確実に色々と日本に買って帰ってしまってるであろう。。。
Halal マークが扉に貼ってある。
ハラール、日本でもだいぶと言われるようになって来たけど簡単にいうとイスラム教徒のひとが「食べてもいい」とお墨付きの材料、そして材料の取り扱いをしてますよ、っていうのを表す言葉。ほんとは食に関することだけをさす言葉じゃないんだけども、詳しくは以下のリンクを参照だよ。
マクドの味は日本と一緒やった。子どもの頃は何も考えずによく食べてた(そういう時代だった)から
ちょっと「懐かしい」と思うフィレ・オ・フィッシュの味。
なんかご当地バーガーみたいなのあるかと思ったけどなかったなー。
いまは健康気づかってあまり食べないけど、世界中どこでも同じような味を提供するっていうのは発想としてはすごいな。問題点は色々あるけども。
セブンイレブンにしてもそうだけど、どこでも一定のクオリティを発揮するっていうのは価値のあることだと思う。
もちろんそれによって脅かされる地元の産業もあるんだけど、旅行者にとっては「あそこにいったら確実にあれがある」ってわかってることや、お腹を壊してるときに「一定レベル以上の清潔さ」が確保されてる食べ物が手に入ることは、すごく意味があることだと感じる。名前の通り便利だよね。
便利さばっかり求めてたらだめなんだけど、いい部分もやっぱりあるよなあ。そのいい部分をもっと活かして、めっちゃ身体にいいものとかを展開していくと面白いのに。そこに均質化されないように、地元っぽいものも取り込んでいくとか。コストも物凄くかかっちゃうけど。
違いを感じるのも面白いし、一定の価値基準を設けるのも面白いなー。
どうせコンビニもマクドもなくならないならいい方向に使っていけるようにしたいよなー。
明後日から移動するマラッカについて下調べして、就寝。
なんか今の宿は何故か英語ネイティブばっかりで、何いってるかわかんなくて凹んでます。
所詮はその程度なのかー、自分!!